鉢植えで育てやすい草花15選!初心者におすすめ植物を四季ごとに紹介

育てやすい植物
  • URLをコピーしました!
  • 初心者でも育てやすい
  • 鉢植えでも上手に育てられる
  • 手間がかからない
  • 手に入りやすい
  • とにかく可愛い!
  • いつからガーデニングをスタートしても大丈夫なように季節ごとに

この記事では上記のポイントに絞って植物をご紹介!
初心者さんでも上手に育てられて、可愛くおしゃれな植物が分かります。

ガーデニングを始めてみようと思ったら、まずはどんな植物を育てようかなと考えますよね。
植物を選ぶのはガーデニングの中でもとっても楽しい時間です。

初心者さんが植物を選ぶ時の私のおすすめは、まずは自分が育てたいと直感的に思ったものを選ぶこと!

見た目だったり、香りだったり、うわー可愛い!カッコいい!素敵!と心がウキウキわくわくすることが、植物を育てる上ですごく大事だと思っています。

ガーデニングは自分が楽しめることが一番ですから♪

とはいえ、いざ園芸店に行ってみるとたくさんの花が並んでいてどれにしたら良いのか迷ってしまいますよね。

また、どんな植物が育てやすくて良いのかも気になるところ!

ari

園芸店4年勤務・ガーデニング歴11年の私から、初心者さんにおすすめの育てやすい草花を超厳選してご紹介します!

目次

育てやすい植物のポイント

そもそも育てやすい植物ってどういう植物でしょう?
それはあなたが住んでいる地域や環境の中でも強く逞しく育ってくれる植物です。

植物はもともと自生していた場所があります。
例えば誰もがご存知の「朝顔」の自生地はヒマラヤかネパールから中国にかけての地域です。

自生しているということは、自然に生え育っているわけですから、その環境で育つのに適した特性を持っているということです。

ari

植物の自生地を調べるのも、植物を上手に育てる方法を知る上でとっても重要&楽しいですよ!

園芸店に出回っている植物も、野生種を改良して園芸品種として作られています。
そのためどんな植物にもルーツがあり、自生していた場所があるわけです。

このもともと野生として育っていた場所に近い環境で育ててあげれば、植物は強く逞しく育ちます。
また、自生地に近い環境とは違う場所でも、人間が手を加えて出来るだけ原産地の環境に近づけてあげることで、様々な種類の植物を上手に育てられることが可能になります。

でも、そんな植物の中でも特に手を加えなくても強く逞しく育つ!という植物があります
そういった植物が、手間がかからず初心者さんにおすすめな植物です。

その植物の見るべき特徴のポイントをまとめてみました。

特性強い弱い
耐暑性×
耐寒性×
湿気×
乾燥×
耐陰性×
病害虫×
植物を選ぶ時にラベルに記載されている
特性をチェックするのがポイント

上の表の「耐暑性」「耐寒性」「湿気」「乾燥」「耐陰性」「病害虫」に『強い「〇」』がつく項目が多ければ多いほど、割とどんな環境でも強く逞しく育つ植物です。

実際には全部に「〇」がつく植物はなかなかないのですが、1個は当てはまらないけどあとは「〇」という植物は案外あります。
それが初心者におすすめの育てやすい植物です。

育てやすい植物の基礎知識|分類を知ろう

植物は生育のサイクルによって分類されます。

  • 一年草
  • 二年草
  • 多年草
  • 宿根草
  • 球根
  • 樹木

この分類ごとのサイクルを知ることで植物との付き合い方も、楽しみ方も広がるので是非覚えてみてください。

一年草

一年草は、種をまいて一年で花が咲き、種をつくり、枯れてしまう草花です。

種まきの時期は春まきと秋まきがあります。春まきは夏から秋にかけて花が咲き、秋まきは春から夏にかけて花が咲きます。

また、本来のサイクルは多年草でも、日本では夏越しが出来ない、越冬が出来ないなどで一年草扱いされる草花もあります。

一年草を育てる場合は花の時期が終わるとともにその鉢やスペースを次の季節に花が咲く一年草に入れ替えることで、一年中花が咲いているスペースにすることができます。

二年草

二年草は種をまいて一年以上二年以内で花が咲き、種をつくり、枯れる草花です。

二年草は一般的な園芸種の中でもそれほど種類は多くありませんが、身近なものだとパセリが代表的です。

多年草

多年草は何年も長期にわたって生育する草花です。

冬になっても地上部が枯れずに残り、翌年また花を咲かせる草花を多年草と呼びます。

多年草は植えたらその場所で何年も生育するので、鉢植えの場合は一年~数年おきに植え替えをしてあげ、地植えの場合はその場所で株が大きくなることを想定して植えてあげましょう。

宿根草

宿根草も多年草と同様、何年も長期にわたって生育する草花です。

冬になると地上部が枯れて休眠し、翌春また芽を出し花をつけます。

宿根草は冬に休眠するため耐寒性の強い植物が多い傾向にあります。また日陰に耐える美しいカラーリーフ(葉もの)もたくさんあり、いわゆるイングリッシュガーデンと呼ばれるナチュラルガーデンには欠かせない植物です。

地植えで楽しむイメージがありますが、鉢植えでも十分育ちます。
鉢植えの場合は多年草と同様、一年~数年おきに植え替えをしてあげましょう。

球根

球根は、地下の根や茎に養分を蓄え、その養分が大きくなって根や茎が肥大化したものです。

春植え、夏植え、秋植えの3つのタイプがあります。植えっぱなしで毎年花を咲かせ、管理が楽な植物が多いです

花期が短いものも多いですが、早春に咲く花も多く季節の移ろいを感じられる植物です。
鉢植えでも楽しめる品種が多いのも、小さな庭では嬉しい植物です。

樹木

樹木はいわゆる木のことですね。

樹木の中にも性質があり、通年葉を保つ常緑樹と、冬などの休眠期に葉を落とす落葉樹に分かれます。

また、高さで分類し低木と高木、その中間を小高木と呼んだりします。
高木は8m以上、低木は3m以下、小高木はその中間の大きさを指します。
鉢植えでも楽しめる樹木は多くあります。

また、その姿形から一般的に草花と思われやすい植物でも樹木のもの多くあります。

ari

ローズマリーは草花と間違えられやすいですが、低木なんですよ!

鉢植えで育てやすい草花15選!【超厳選】季節ごとに紹介

それでは、特に初心者さんが鉢植えで育てやすい草花を四季ごとに紹介します。

  • 初心者でも育てやすい
  • 鉢植えでも上手に育てられる
  • 手間がかからない
  • 手に入りやすい
  • とにかく可愛い!
  • いつからガーデニングをスタートしても大丈夫なように季節ごとに

上記の条件にあてはまり、かつ私が園芸店で働きながら、実際に育ててみた経験をもとに、自信を持ってご紹介します。
今回は樹木は入れていません。

また、初心者さんだとまずは「花」を育てたいと思われる方が多いかなと思いますが、少しワンランクのおしゃれなガーデニングをしてみたいという方向けに、最後にカラーリーフと言われる葉ものもご紹介します。

春(3月~5月)

3月頃から園芸店は春らしい植物が種類多く一気に増え始めます。
あれもこれも本当に可愛くて目移りしてしまいます。
いよいよガーデニングシーズン到来のこの季節に出回る草花はどれも本当におすすめです。

ただ、春はアブラムシやうどん粉病などの病害虫も盛んになりだす季節でもあります。
気候は穏やかでガーデニング作業もしやすい季節ですが、この病害虫に強く育てやすい植物を厳選しました。

ムスカリ

分類球根
草丈10cm~20cm
耐暑性強い
耐寒性強い
湿気強い
乾燥強い
耐陰性
日照時間が3時間以上あればそこそこ咲く
病害虫強い
ムスカリ

球根植物のムスカリ。
なんだか少しあたたかい日も増えてきたな、そんな風に感じる頃、ムスカリの芽がひょっこり出ているのを見つけて、そろそろ本格的に春に突入してきたんだなと季節の移ろいを感じさせてくれる植物です。

3月~5月中旬頃まで花を咲かせ、青く可愛らしい花を咲かせるムスカリは見た目の可愛さも、育てやすさもおすすめ度100点満点の植物。
球根であれば園芸店に秋頃から出回り始めますし、芽出し球根は2月頃から出回ることも。

ムスカリはその可愛らしい姿に反して、本当に強くて丈夫です。

鉢植え、地植えともに文字通り植えっぱなし、土が乾いているなと思ったら水やりをするくらいでも、毎年花を咲かせてくれる頼もしい植物。

種類も豊富で、ブルーの他に白やピンクなどもありますが概してどれも丈夫です。
その中でも強く育てやすいのは、ムスカリ・アルメニアカム。ムスカリの代表選手です。

宿根ネメシア

分類多年草
草丈10cm~20cm
耐暑性強い
耐寒性強い
湿気強い
乾燥強い
耐陰性×
病害虫強い
ネメシア

ネメシアは一年草と宿根草がありますが、断然宿根ネメシアがおすすめです。
今は一年草よりも宿根草の方がメジャーなのではないかなと思います。

宿根ネメシアという分類で流通していますが、関東より南では冬も葉を残す多年草です
ニュアンスに富んだ豊富なカラーバリエーションがあり、とにかく丈夫で育てやすいです。

花期は四季咲き性で、東京だと真夏と真冬以外は花を咲かせてくれますが、3月~5月が一番美しく咲いてくれます。病害虫や梅雨時期の蒸れにも強く、剪定にも耐えるので好きな大きさに株を調整できます。

生育は旺盛ですがはびこったりもしないので扱いやすいです。
一鉢で育てても華やかですし、寄せ植えではメインにも脇役としても名選手です。

ローダンセマム

分類多年草
草丈10cm~20cm
耐暑性やや強い
耐寒性強い
湿気やや強い
乾燥強い
耐陰性×
病害虫強い
ローダンセマム

ローダンセマムはキク科の花です。「マム」というのが「菊」をさします。

菊というと和なイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、このローダンセマムは菊のイメージをガラッと変えてくれる、可愛らしい花です。

花姿も可愛らしいですが、葉の色が美しいのも特徴です。
白みがかった葉をガーデニングではシルバーリーフと呼びますが、ローダンセマムはこのシルバーリーフがとても美しいです。
そのため花後もカラーリーフの役目にもなり、鉢植えでも地植えでもお庭のポイントとなってくれます。

花色は白とピンクがありますが、私のおすすめはローダンセマム・アフリカンアイズ
ローダンセマムの中でも丈夫で、中央部分の管状花(かんじょうか)と呼ばれる部位が濃い茶で白い花とのコントラストがおしゃれな雰囲気を醸し出してくれます。

若干、夏の蒸れに弱いところがありますが、春は神経質になる必要もなくとても育てやすいです。

ari

最初は夏越しを頑張りより一年草扱いで育てると気楽で良いですよ♪

夏(6月~8月)

夏のガーデニングの課題は、日本特有の蒸し暑さ、猛暑と湿気を乗り越えさせること。

特に多くの植物は蒸れが苦手なため、梅雨時期は対策をしないと病気にかかりやすいです。
また真夏の強光は葉焼けといって、文字通り葉に焦げたようなシミがを作る原因となったり、うっかり水やりを忘れて水切れを起こさせてしまうことも。

そのため夏は、

耐暑性
湿気
乾燥

上記3つの条件に強い植物が頼もしい存在です。

猛暑に強い植物で可愛らしい草花というのは限られてきますが、見た目に反して強く逞しい植物をピックアップしました。

どれも園芸店にいたころ、「夏に育てやすい可愛い花はどれ?」と聞かれて鉄板でおすすめしていた草花です。

トレニア

分類一年草
草丈~20cmほど
耐暑性強い
耐寒性×
湿気強い
乾燥多少強い
耐陰性半日陰以上
病害虫強い
トレニア

トレニアは、「夏スミレ」とも言われており、まさしく夏に咲くスミレのような可憐な花姿の草花です。
一方で、その可愛らしい花姿に反して真夏の猛暑中でも次々に花を咲かせてくれる、強健で逞しい植物です。

色合いもバラエティーに富み、夏のガーデニングに欠かせません。乾燥、湿気、病害虫にとても強く、さらに嬉しいのは半日陰でも花をつけてくれます。

暑さに強い
湿気に強い
水切れを起こしにくい
耐陰性がある

さらに、花がらはあまり汚らしい感じにならず、花がら摘みを少しサボってしまっても、関係なく次々と咲いてくれます。

真夏の花がら摘みはなかなか辛いですから、必死にならなくても大丈夫なのは嬉しいポイントですよね。
水やりをしつつ、時々切り戻してあげるくらいの気持ちで楽しめます。

鉢植え、地植えどちらでも楽しめ、鉢植えの場合は這って育つ特性から、鉢から枝垂れてこぼれるように花が咲く姿がとても素敵です。

ペンタス

分類一年草
草丈~20cmほど
耐暑性強い
耐寒性×
湿気やや苦手
乾燥強い
耐陰性×
病害虫強い
ペンタス

ペンタスの自生地は熱帯アフリカからイエメン、ということで暑さにめっぽう強い多年草です。

正しい分類は低木のようですが、耐寒性がなく草花の姿で冬には枯れるため、日本では一年草扱いです。
ピンク、パープル、赤、白など可愛らしい花色があります。

寄せ植えではメインにも脇役にもなってくれる頼もしい存在。
もちろん単独で植えても十分可愛らしいです。

若干蒸れに弱い傾向あるので、梅雨などの長雨にあてないよう出来れば鉢植えで楽しむことをおすすめします。

暑さは大得意でお日様が大好きなので、日当たりの良い場所で育ててあげてください。
ただ、あまり強光にあてすぎると葉焼けを起こすことがあります。
その場合は西日が当たらない場所に移動するなど少し調整してみてくださいね。
ただ植え付け後、環境に慣れてくれば一日中日が当たる場所でもグングン元気に育ってきます。

ari

水やりは「土の表面が乾いたらあげる」を徹底すれば、元気に育ってくれますよ♪

ベゴニア・タブレット

分類一年草
草丈~20cmほど
耐暑性強い
耐寒性×
湿気強い
乾燥強い
耐陰性半日陰以上
病害虫強い
ベゴニア・タブレット

真夏のガーデニングは、植物のお世話をしている場合じゃない!と思うほど人間も暑さにヒーヒーしてしまう季節。

手間がかからないけど、たくさん花が咲いてくれる植物がありがたいな…。


そんなわがままな声に応えてくれるのがPWさんのベゴニア・タブレットです。

ベゴニアはたくさん種類があり、馴染みのある園芸品種ですが、このベゴニア・タブレットは一味違った魅力があります。
ベゴニア・タブレットの魅力はなんといっても、エレガントでバラのように咲く八重咲きの小さな花。
夏中、株いっぱいに咲いてくれます。

そして銅葉であることにも注目して頂きたいです。
この銅葉があることで、お庭がきゅっとしまった印象になりますし、花色とのコントラストもとても美しいです。

そして、花がら摘みをしなくても良いというのが嬉しい!
咲き終わると花びらが少し茶色がかりますが、汚らしくなってしまう前に自然とそのまま落ちるため、ほぼ花がら摘みなしで育てられます。

暑さ、湿気、乾燥、病害虫に強く、一度植え付けたら水やりをしてあげればあとはOK!
株姿も整ったまま勝手に育ってくれます。

この花の魅力を最大限に引き出すには鉢植えがおすすめ。
個人的には白花のベゴニア・タブレットが銅葉とのコントラストが一番美しく、上品で大好きです。

秋(9月~11月)

昨今、秋と言っても10月くらいまで残暑が厳しい日本。秋のガーデニングでも暑さに強いというのもまだまだポイント。

ari

とはいえ、秋らしい演出もしたい!

秋の園芸植物は花色もニュアンスカラーのものが増え、実物も登場としたりと春に次いで魅力的な植物が出回り始めます。
その中で、強く手間がかからず、手に入りやすく、秋らしい演出のできる植物をご紹介します。

年々短くなってきたような秋を、植物で目いっぱい楽しみましょう♪

アンゲロニア

分類一年草
草丈20cm~大きい品種は100㎝ほど
耐暑性強い
耐寒性×
湿気強い
乾燥やや弱い
耐陰性半日陰以上
病害虫強い
アンゲロニア

アンゲロニアは初夏から出回り、暑さや強い日差しにとても強いので夏のガーデニングにもとってもおすすめの草花。

深い紫色やピンクの花があり、秋らしい色味に使っても素敵なので秋におすすめの草花としてピックアップしました。

でも猛暑でも花を絶やすことなく病害虫にも強いため、正直夏にも本当におすすめ!
まだまだ残暑が厳しいけれど秋っぽさを取り入れたくなる8月下旬頃から植え付けても十分楽しめます。

アンゲロニアもお世話の手間が本当にかかりません。
若干水切れに弱いので適度な水やりは心がけてあげましょう。

花は穂状に咲くので、1つの穂が咲き終わりに近づいたら節目のところで花がらを摘んで下さい。

秋終盤で強い剪定をすると花芽が上がってこない場合もあるので、花がら摘みをするくらいで良いと思います。

センニチコウ

分類一年草
草丈20cm~大きい品種は70㎝ほど
耐暑性強い
耐寒性×
湿気やや弱い
乾燥強い
耐陰性×
病害虫強い
センニチコウ

センニチコウも暑さに強い植物。
夏から出回りますが、ピンクや白、紫や赤に色づく苞(ほう)の雰囲気が秋らしさの演出にぴったりです。

暑さと乾燥にはとても強いですが、多湿をやや嫌うので鉢植えか花壇におすすめです。

苞の色が美しく残るので、とても簡単にドライフラワーになりますし、切り花として楽しむことができます。

センニチコウの種類は豊富ですが、可愛らしい雰囲気でコンパクトに育てたいなら「ちなつ」シリーズがおすすめです。
ちなつシリーズはパープルと白があり、草丈は大きくなって30㎝ほどでコンパクトに楽しめます。

少しワイルドな雰囲気で育てたいならストロベリーフィールズがおすすめです。
鮮やかな赤い苞が秋らしい演出にぴったり。
草丈は20㎝~70㎝くらいまで大きくなるので、ナチュラルガーデンの雰囲気に。

観賞用トウガラシ

分類一年草
草丈20cm~大きい品種は70㎝ほど
耐暑性強い
耐寒性×
湿気やや弱い
乾燥強い
耐陰性×
病害虫強い
観賞用トウガラシ

観賞用トウガラシも暑さに強く、初夏から出回る植物です。
観賞用なので食べられません、念のため(笑)。

実物(みもの)は秋の演出に欠かせない植物。
トウガラシは寒さに弱いですが霜が降りる前の12月頃までは楽しめます。

やや乾燥に弱いので水やりは適度にあげてください。
それ以外は特に気を使うことなく、肥料も培養土に植えてあげれば特別なことをせず実をつけてくれます。

色々種類の観賞用トウガラシがあり、どれもとても可愛いです。
私が特に好きなのは「ブラックパープル」「パープルフラッシュ」という品種です。

ブラックパールはその名の通り、葉が美しい黒、実は黒葉の中で赤から黒に変化していきます。
「パープルフラッシュ」は紫、白、少し緑が入った斑入りの葉がとても美しい品種です。
葉ものとしても活躍してくれる優秀なアイテム。実は濃い紫色でこちらもとても美しいです。

ari

寄せ植えにのポイントにもおすすめ!

冬(12月~2月)

一般的に冬はガーデニングオフシーズンのイメージがあるかもしれません。
でも、関東より南では意外と冬もガーデニングはやりやすい季節です。

特に寄せ植えには最適の季節。
植物の成長がゆるやかになるため少し込み入った寄せ植えも長く美しく保って楽しめます。
病害虫の被害も少ない季節でもあります。

冬におすすめの植物はやはり耐寒性の強いもの。
屋外で霜が降りても枯れることなく花を咲かせてくれる草花が良いですね。

冬のガーデニングを楽しむたのおすすめは12月中に植えつけること。
1月に入ると花付きの苗がぐっと減ります。
また12月中にしっかり根付かせることで、厳しい冬も元気に丈夫に超すことができるようになります。

そんな寒い冬を逞しく美しく咲く草花を厳選してピックアップしました。

ビオラ

分類一年草
草丈15cm前後
耐暑性×
耐寒性強い
湿気やや弱い
乾燥強い
耐陰性×
病害虫強い(暖かくなってきたらアブラムシ・うどん粉病に注意)
ビオラ

ビオラはなんと言っても、初心者さんに一番最初におすすめしたい草花ナンバーワンと言っても過言ではありません。

花はとても可愛らしく華やかですし、とにかく丈夫!
鉢植え、地植え、寄せ植え、ハンギングとどんな植え方でも扱いやすく丈夫に育ちます。

最近は早いと9月下旬には出回り始めていることもありますが、買うなら断然11月~12月がおすすめです!
9月10月はまだまだ暑く、冬を越すには少し体力を消耗しやすいですし、徒長(茎が必要以上に間延びしてしまう)しやすいためです。

たくさんの種類があるビオラですが、11月12月が最も潤沢に種類が揃う時期。
12月にしっかり植え付け、日当たりの良い場所で管理すれば1月2月と真冬も次々と花をつけてくれます。

少し花が大きいパンジーも同じ性質ですが、寒さにはビオラの方が強く、花付きが良いので初めての園芸ではビオラがおすすめ!

私が好きな品種は・・・たくさんありすぎて絞れません笑!あなた好みのビオラを見つけたら是非お持ち帰りしてください。
5月頃まで楽しめます。

スイートアリッサム

分類一年草扱い
草丈15cm前後
耐暑性×(スーパーアリッサムは強い)
耐寒性強い
湿気やや弱い
乾燥強い
耐陰性×
病害虫強い
アリッサム

小花をたくさん咲かせるアリッサム。
スイートアリッサムという名でも流通し、名前からして本当に可愛いですよね。
白、ピンク、紫と可愛らしい色が揃います。

横に広がって成長するため、鉢植えで育てるとこぼれるように咲き、地植えでも広がってカーペット状に咲きます。

1月2月は花がやや上がりにくいですが、日当たり良い場所であれば案外咲いてくれますし、寒さいにはとても強いです。
蒸れは苦手ですが、乾燥している冬の間は特に気にすることもありません。

本来は多年草ですが、暑さに弱いため一年草扱いです。ただ最近は暑さに強いスーパーアリッサムというアリッサムも登場し、こちらは夏も超す強さで、ほぼ一年中花を楽しむことができます。

一鉢でこんもりと育ててあげても、寄せ植えをしてあげても可愛らしく、とてもおすすめです。

アネモネ

分類球根
草丈20cm~50cm
耐暑性×
耐寒性強い
湿気やや弱い
乾燥強い
耐陰性×
病害虫強い
アネモネ

アネモネの魅力はなんと言っても花色。深い色味から淡い色へとグラデーションを感じる花色が多いです。
早いと10月頃から出回り始め、2月頃から種類も豊富にそろってきます。

寒さにとても強く、日当たりの良い場所でなら真冬も花を咲かせてくれる貴重な存在。

アネモネは球根のため上手く管理すれば毎年咲いてくれますが、最初は一年草のつもりで扱っても良いと思います。同じ時期出回る球根花にラナンキュラスがあり、こちらもものすごく可愛くておすすめですが、真冬も花があがりやすい点でアネモネの方が初心者さんにはおすすめです。

鉢植えでも地植えでも同じように楽しめ、花は長いと5月上旬頃まで咲き続けます。

カラーリーフ

初心者さんにおすすめ草花の番外編、カラーリーフのご紹介です。

最初の一鉢はやっぱりお花がおすすめですが、少しワンランクのガーデニングを楽しみたいなと思ったら、是非カラーリーフにご注目下さい。

カラーリーフとは葉を観賞するのに美しい草花で、花は控えめのものが多いです。
カラーリーフが一鉢あるだけで、お庭がしっとりとつややかに、さらに花が際立つワンランク上のお庭になります。
あと一鉢何が良いかなと思ったら是非カラーリーフにもご注目ください。

ari

葉って意外と色々な色みのものがあり、形状もとても美しいんです。

ヒューケラ

分類多年草
草丈15cm前後
耐暑性強い
耐寒性強い
湿気やや弱い
乾燥強い
耐陰性強い
病害虫強い
ヒューケラ

お庭にいくつあっても良いカラーリーフナンバーワン!のヒューケラ。

葉の色が豊富で、グリーンだけでも明るいグリーン(オーレア)、濃いグリーン、くすんだグリーン、斑入りのグリーンと本当にバラエティーに富んでいます。

そのほか、赤、紫、茶、オレンジ、黄、黒などあり、ヒューケラだけの寄せ植えを作っても綺麗です。

日陰に耐える植物のため、日陰のお庭で美しい葉色は重宝します。
また、日当たり良い場所でも案外逞しく育ちます。

常緑多年草で一年中葉を楽しめます。
蒸れは好きではないので、水はけの良い土で育ててあげてください。
私はヒューケラの可憐な花も大好きで、お庭に絶対欠かせない植物です。

ギボウシ(ホスタ)

分類宿根草
草丈15cm~大きい品種は200cmくらいになるものも
耐暑性強い
耐寒性強い
湿気強い
乾燥強い
耐陰性強い
病害虫強い
ギボウシ

日陰の庭、シェードガーデンに欠かせない植物と言えばギボウシです。
もともと日本で自生している植物が海外にわたり品種改良され、様々な種類が園芸品種として出回っています。

半日陰を好み、西日があたるような場所だと少し弱りがちです。
ただ、一度根づけばほとんどお世話をすることなく、植えっぱなしで丈夫に育ってくれます。

鉢植えでも問題なく育てることが出来、培養土で植えてあげればあとは水やりと、時々肥料をあげるくらいでOKです。

宿根草のため、冬は地上部が枯れ、春になるとまた芽吹きます。
ギボウシもお庭に一つは欲しい草花の一つです。

ari

ギボウシは白や薄紫色の花をつけ、花もとても可愛いんですよ。

リシマキア

分類多年草
草丈10cm
耐暑性強い
耐寒性強い
湿気強い
乾燥強い
耐陰性強い
病害虫強い
リシマキア

リシマキアも葉色が美しいカラーリーフです。
葉の一つひとつは小さいですが、這って育つ特性があるので、地植えの場合は、グランドカバーといって、地面を覆うように育ててあげることで、葉の魅力を楽しむことが出来ます。

鉢植えの場合は垂れ下がるような演出をしてあげると素敵ですし、寄せ植えでも花の引き立て役として大活躍してくれます。

日当たり、日陰、どちらでも良く育ちますが、強光はやや苦手です。水切れを起こすと葉がきたなくなるので、保湿性の高い土で育ててあげてください。

ただ、水切れを少々起こしたくらいでは枯れることはほとんどなく、そういう意味ではものすごく強い植物です。
リシマキアも種類が豊富ですが、私はリシマキア・オーレアが明るいグリーンで、瑞々しく大好きです。

初心者が育てやすい植物まとめ

いかがでしたでしょうか。
おすすめの育てやすい植物はまだまだたくさんありますが、その中でもこれは丈夫で強く育てやすいです!と太鼓判を押せるものを厳選してご紹介しました。

園芸店に行って植物を選ぶ時、是非「耐暑性」「耐寒性」「湿気」「乾燥」「耐陰性」「病害虫」これらが強い植物かどうかチェックしてみてください。

その他にこんな植物もおすすめだよ~というものがたくさんとあると思います。おすすめ植物がありましたら是非お気軽に教えてくださいね♪

ガーデニングを始めたいけれど、何をどうしたら良いか分からないという初心者さんは、ガーデニングの始め方について書いたこちらの記事も合わせてどうぞ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次